~症状別~子供の風邪に!薬に頼らず治して強い身体づくり

~症状別~子供の風邪に!薬に頼らず治して強い身体づくり

毎年冬はインフルエンザや風邪が流行ります。

病院がお休みの時に限って子供は風邪を引くことも多い!仕方ないですね、小さな子供は免疫のお勉強をしています。色々なウイルスや菌と接触して少しずつ強くなっていくものです。

 

だけど薬はあまり飲みたくない……。子供にもできれば使いたくないけど薬以外に何をしてよいかわからないのでやっぱり病院にいってお薬をもらう。

 

そういった人が私の周りには多いです。
とてももったいないなぁといつも感じてしまいます。

 

子供が発熱すると『どぉーしよぉー!』咳が出ると『早く止めないと!』

そんな時に何か一つ自宅でケアできるアイテムがあると本当に心強いし、いざという時にアワアワしなくなります。

今回は、お薬以外での風邪の乗り切り方を少しご紹介します。

この記事を書いた人

吉田 理沙

吉田 理沙

看護師
子宮ケアアドバイザー

二児の母。看護学校を卒業後、昭和大学病院手術室、小児科外来、山王病院リプロダクションセンター(不妊治療外来)勤務後、第一子出産。
出産後は、子育てをしながら皮膚科・眼科クリニック勤務。二人目不妊の中、布ナプキンや自然療法に出会い布ナプキンの普及をはじめる。
長男が小学1年生になった時、コリン性蕁麻疹を発症。その時にホメオパシーに出会い、完治したことで自らもホメオパスを目指し現在はホメオパシー専門学校在学中。勉強をしながら子宮ケアアドバイザーとしても活動中。

おさらい:そもそも『風邪』とは何か?

本来『風邪』というは病名はないのです。

一般的に「風邪をひいた」というのはウイルスが喉や鼻の上気道に感染して急性炎症を起こした状態のことを言います。

風邪をひくと色々な症状がでますね。
喉の痛み、鼻水、くしゃみ、咳、熱‥

多くの人は症状が出ると、病院へ行きそれぞれの症状に対して薬を取ると思いますが、ウイルスには抗生剤は効かないので、咳には咳止め、熱には解熱剤といった対症療法になり、根本治療ではありません。

 

どうして風邪をひくと色々な症状がでるのでしょう??

 

それは、からだが「元の健康な状態」に戻ろうと働いているからなんですね。

ウイルスの増殖を抑えようとして発熱したり、喉の炎症も炎症をおこすことで粘膜の修復をするのです。咳も痰などの異物を出すための反応なのです。

からだが元に戻るために必要な反応とも言えますね。

 

なので体が頑張って戦っている自然の経過をむやみにお薬で止めてしまうのは、風邪が長引くこともあるのでおすすめしません。

 

でも、喉が痛い、咳、熱、鼻水辛そうな我が子をただ見ているのは辛いですね。そんなときは、少しでもその症状を緩和させてあげながら、症状をうまく出し切れるよう、様々な自然療法を活用しましょう。

中でも昔からある『お手当』は誰でも簡単にできて、副作用などの心配もないのでおすすめです。
我が家も、子供達や自分にもよく使います。

今回は看護師の吉田さんに、お手当について教えてもらいます!

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ママぴよ

風邪の引きはじめには

冷えは万病の元ともいわれますが、からだが冷えていると言うことは、血流が悪く循環が悪くなっているということです。からだが冷えていると酵素が働きにくくなります。

 

酵素は消化、吸収、代謝と生命維持にとても大事な働きをしてくれているのですが、その酵素が一番よく働いてくれる温度が36.5度と言われています。

 

体温が低いと酵素の働きも鈍り、代謝が悪くなり、栄養も全身に届きにくくなります。その結果、老廃物がたまりやすく、自然治癒力も弱まるのです。

 

そのため、風邪をひいた時もまずは身体を温めてあげることがとても重要なのです。

1.葛湯 (くずゆ) 葛りんご

葛りんご

我が家で作った葛りんご

ゾクゾクしたり、あれ?風邪ぽいかな?と思った時は、『葛(くず)』をとると温まります。葛の根は葛根(かっこん)という漢方の生薬で、カリウムやビタミンKなどが含まれており、体を温め、発汗作用があると言われています。

葛であればスーパーに売っていますので、手に入りやすいと思いますが、お砂糖など混ざってない葛をおすすめします。※糖分はウイルスの餌となってしまう為

<作り方>

葛をお湯に溶いてそのまま飲むのも良いですが、味がしないのでりんごを擦ったり、細かく切ったものを少量のお水で煮て、そこへお水に溶いた葛を入れると美味しい葛りんごになります。

我が家では風邪のひきはじめだけではなく、お腹を壊した時や、高熱のときもこれを食べてます。

余った葛はお料理の片栗粉代わりに使うことができます。

2.風門を温める

東洋医学では邪気が体に入り込み風邪をひくと考えられています。

その入り口が『風門』です。なのでこのツボを温めてあげることもとても重要です。

 

首を前に倒すと、首の後ろにボコっと大きな骨がでますね。その骨の2つ下の骨あたりです。(ボコっと大きな骨よりやや下のでも大丈夫です)

そこをぬか袋、なければホッカイロで温めます。(ホッカイロの場合は、低温火傷には充分注意してください。直接皮膚にはダメですよ)

ぞくっとしたらやってみてください。

熱が出たとき

風邪で寝込む子供

発熱は症状の一つで病気そのものではないのです。病原菌と戦うために自ら体温をあげています。

元気であれば発熱は下げる必要はありませんが、39度の高熱で辛そうなときなど、少し解熱させてあげたい時には解熱剤を使わなくてても、首や脇や鼠径部(太ももの付け根)を冷やすと効果的ですよ。

熱は病原菌と戦うために出ているので、安易に解熱剤を使うことはおすすめしません。

子供の発熱の原因のほとんどがウイルス感染です。だいたいは3日~4日で解熱傾向になりますが、3日以上解熱傾向にならない時や、38度程度でもグッタリしていて様子がおかしい時は受診しましょう。

3.梅醤番茶 (うめしょうばんちゃ)

梅+醤油+番茶とシンプルな材料でつくれ、とても体が温まります。

梅にはミネラルも多く、昔から色々な効能があると言われてますね。

発熱の時、胃腸の弱った時、疲れた時いつでもおすすめです。

<作り方>

①梅干し1つを(なるべく梅と塩のみのもの)をほぐして湯呑みへ

②そこに醤油小さじ1と番茶を注ぐ。

(番茶はあれば三年番茶)

*子供は4~5倍に薄めると飲みやすいです

*この梅醤番茶に大人は、生姜をすりおろすとより温まります

面倒な方は梅醤エキスを購入してお茶に入れるのもアリです。

咳が出るとき

鼻やのどを通過して、気道に入った異物を排出するときにおこる症状が咳です。異物が肺にいかないよう、肺を守るために咳がでると言われてます。

薬は根本的解決にはならないので、最終手段にすることをおすすめします。

ですが、以下のときは医療機関での処置が必要です。

・呼吸困難でゼイゼイ、ヒューヒューという音がする時。

・咳がひどく、寝たり食べたりできない時。

・喉がつまったように突然激しく咳き込む時。

・肩呼吸やチアノーゼ(唇の色が紫になる又は顔色が悪くなる)を伴う時。

4.乾いた咳にはこんにゃく湿布

咳は胸部を摩擦熱で温めようとして出るものとも言われ、胸を温めると楽になることが多いです。

(湿った咳にも体を温めることは基本です。足湯もおすすめです)

<作り方>

①お湯でグツグツこんにゃくを一枚煮ます

②乾いたタオルでこんにゃくを包み温度調節をして、胸にあてるだけです。

5.レンコン湯

レンコンにはムチン、タンニン、ビタミンCが豊富に含まれています。

ムチンは乾燥や異物からの刺激から喉や気管支の粘膜を保護し炎症を抑え、タンニンは血管を収縮させ、炎症を抑えてくれます。

<作り方>

①鍋に水適量を入れ火にかけ、レンコンのおろし汁(大さじ3)としょうがの汁(2~3滴)と塩少々を入れます。

②沸騰直前に火からおろして服用します。

※ビタミンやムチンは熱に弱いのでぐつぐつと煮込まないように。

我が家はレンコン汁をスプーン一杯程をそのまま飲ませたりもします。

レンコンみぞれ鍋も咳のときによく作ります。

6.はちみつ大根

はちみつと大根には殺菌作用と保湿作用がある成分が豊富に含まれています。

*はちみつが含まれるため、1歳未満のお子さんにはあげないでください。

<作り方>

①大根をサイコロ状、または千切りにカット。

②大根を保存容器に入れ、はちみつをひたひたになるまで入れます。

③最後にふたをしっかりしめて数時間置くと、大根から水分が出てくるのででき上がり。

お湯で割ったり、大人は炭酸水で割っても美味しくいただけます。

喉の痛みがあるとき

喉の痛みにも【咳】の項にあったはちみつ大根もおすすめです。

7.カリン

カリン

ビタミンcやクエン酸といった喉の痛みをとる成分や、熱を加えることでアミグダリンといった鎮咳作用のある成分があります。

冬はカリンの蜂蜜漬けなどを作っておくのも良いですね

8.里芋湿布

里芋湿布はあらゆる炎症にとても効果があります。(打ち身、打撲にも良く効きます)里芋粉という粉が売っていますのでそちらを使うと便利です。

<作り方>

①里芋粉を適量ボールにいれ、ペーストになるくらいのお水をいれて混ぜます

②ペーストをつくったら、ガーゼやキッチンペーパーなどで包んで、患部に当てるだけです。

我が家はリント布にペーストをのせて、その上にガーゼをのせ、ガーゼ側を喉の上(患部)に当てています。

里芋湿布とても良く効きますが、中々小さな子供だとジッとしてくれず、やりにくいですがお子さんだけでなく大人にもおすすめです。

いつもAmazonで購入しています。

鼻水が出るとき

鼻をかむ子供

鼻水も病原菌や異物を外に出すための、からだの自然な反応の一つです。

新生児や月齢の小さな赤ちゃんですと、寝ている間に鼻水が喉に落ちて、呼吸がしづらくなることもありますので、鼻水が多く、呼吸が辛そうなときは医療機関で診てもらうことも必要になります。

 

通常、風邪の鼻水は始めは透明な水ぽい鼻水が出て、治りかけてくると粘液性の黄色や緑ぽい鼻水になってきます。

鼻をかめない乳幼児は、鼻水吸引器で1日に何度か吸ってあげると経過もはやく、中耳炎にもなりにくくなるのでおすすめです。

食欲が低下しているとき

食事は本人が食べたければ食べても良いと思いますが、食べないと治らないからと言って無理矢理食べるのは逆効果です。

体はウイルスと戦うことにエネルギーを使うので、食事をして消化にエネルギーを使うと、その分エネルギー不足になるという考え方もあります。

 

我が家は体調を崩した特にピークのときは、水分補給(梅醤番茶など)をしっかりして、葛りんごや味噌汁程度の食事のみにします。

食欲がないからと、お砂糖の入ったプリンやゼリー、アイスを食べさせると、糖分でウイルスや細菌が糖分を餌に増えやすくなるのでおすすめできません。

薬を使わずに風邪を治す方法まとめ

他にも色々とお手当があります。

「辛い症状→◯◯ お手当」で検索すると色々ありますので、出来そうなものを試してみると良いと思います。

 

私も以前は子供が風邪をひくとすぐに病院へ連れて行っていましたが、色々と学ぶ中で人は子供でも自分で風邪を乗り切る力がある事を知り、風邪を引くたび自分に子供達にお手当をしてその効果に驚きました。

 

そして今ではインフルエンザでも誰も薬を使いませんし、病院へ行かなくなりました。熱が出ると「どうしよ~あぁ明日寒いのに病院連れてくの嫌だなぁ」から、今では熱がでると「さーて子供といっしょにゆっくりするぞー」に変わりました。

 

私の気持ち的にも病気の捉え方が変わることで余裕が生まれ、ほんとに楽になったなぁと実感しています。

風邪を自然治癒力と自然の力を少し借りて乗り切る!

もちろん必要な時にはお薬の力を借ります。お薬のみではなく、お手当も知っておくととても便利です。